国産牛肉、価格上昇中。冷蔵ロースは100グラムで715円
2006年08月01日 06:00
【農林水産省】は7月31日、7月24日から28日の牛肉小売価格調査結果を発表した(発表リリース)。それによると国産牛肉(冷蔵ロース)の価格は715円となり、昨年の年末年始の最高値714円を上回る値となった。
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調査は2003年8月4日~8日分から行われており、当時の価格は644円。多少の上下を繰り返しつつも全体的には少しずつ上げる傾向にあり、2005年の12月26日~2006年1月6日には最高額の714円に達していた。今回はそれを上回る、調査開始以来の最高額ということになる。
これは毎年夏が気温の上昇による需要アップ時期に入ったためと思われ、昨年までも夏になると多少の価格上昇が見られる。なお生産や在庫に大きな変動はないため、今後極端な値動きはないもよう。
アメリカ産牛肉の輸入再開が宣言され、早ければ今月・来月にも本格的に流通が再開されることになるが、今のところ国内牛肉の価格に影響を与えることもないだろう。
ちなみに今調査では他に、輸入牛肉や豚肉、鶏肉、鶏卵の価格調査も同時に行われている。今年頭にアメリカ産牛肉の輸入再開・再停止があっても輸入牛肉価格に変動が見られなかったり、鶏肉の価格が安定していたり、鶏卵の価格が乱高下しているあたり、非常に興味深い。かつてIR説明会において国産の鶏卵の高騰に、【イフジ産業(2924)】の社長も頭を抱えているとコメントしていたが、その辛い実情が伝わってくる値動きである。
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