リリースによれば今回の完全子会社化の方針決定についてUSEN側は、「コンテンツの配信元のUSENと、創り手のギャガが融合すれば収益機会の大幅な拡大が狙える」と判断した上のものだという。

なお今回の完全子会社化は株式交換によって行われるが交換比率は今後協議の上決定するという。USEN側の総会決議は必要とせず、ギャガ側では9月にも臨時株主総会を開いて株主に是非を問う。もちろん完全子会社化されれば、ギャガの株式は上場廃止になる。

また現在ギャガではDVDソフトや劇場鑑賞券などの株主優待を実施しているが、合併後の優待取り扱いについては現在検討中であるという。

「創り手と送り手の合体」は「コンテンツの配信事業」において、ビジネスでよく語られる「川の流れの上流から下流まで全部掌握する」という、大儲けするための仕組みの構築の第一歩であると思われる。後は広告媒体などの広告代理店あたりやリサーチ会社を吸収すれば、その効果はさらに高まるだろう。

個人的にはギャガの優待がどうなるのかが気になるところではある(笑)。