アメリカ大統領がドイツ首相の肩をもんでセクハラ騒動、いわく「マッサージ・ゲート事件」?
2006年07月30日 08:30
[このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています]によると、ロシアのサンクトペテルブルグで7月中旬に開催された主要国首脳会議(サミット)の会場で、アメリカのブッシュ大統領がドイツのメルケル首相の肩をもんだ行為を「セクハラだ」とする議論が両国で盛り上がっているという。
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この行為は席に着くメルケル首相に大統領が背後から接近、「いきなり」肩をもんだというもの。メルケル首相は驚き、表情をゆがめ、両手を跳ね上げたという。この場面がロシアのテレビ局に撮られ、さらにネット上で流されているとのこと。
ドイツの大衆紙では面白おかしく伝えられる一方、アメリカでは「不適切というだけでなく、"職場"では許されない行為」と断じている。また、ブログ上で「マッサージ・ゲート事件」と命名する者まで現れたという。
実際のところ真面目に云々するところは無く、「マッサージ・ゲート事件」もブログ上の話でしかないので、肩をもまれたメルケル女史が不快感をあらためて表明しない限り、これ以上の騒ぎにはならないだろう。とはいえ、国の代表どうしが集まる場で、異性と接する時には通常以上に気を使ってほしいものだ。
ちなみに「マッサージ・ゲート事件」の元ねたになった「ウォーター・ゲート事件」とは1970年代におきたアメリカの一大政治スキャンダル。最終的に当時の大統領リチャード・ニクソン氏の辞任にまで発展した。この「ウォーター・ゲート」とは不祥事発覚のきっかけになったビルの名前であり、マッサージがどうとかいうのとはまったく関係がない。語呂は良いのかもしれないが、もう少しハイセンスな名前をつけてほしいものだ。人の事は言えないが(笑)。
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