リリースによれば同サイトは、「マンガ、アニメ、ゲームなど日本が世界に誇るコンテンツをジャーナリスティックな視点と綿密な取材に基づいて伝えるプロジェクト「まんたん」が運営するメディア」だという。

これまでにも毎日新聞社ではゲームというジャンルにスポットライトを当てて独自コンテンツを展開してきた。ゲームソフトの感想文などを投稿募集して優秀な作品には賞を与えたり、[まんがたうん]で視覚的・操作的に面白い方法で情報を配信するなど、法人新聞社サイトの中では珍しいまでにゲームやアニメに対する傾注度が高かった。

今回オープンした「まんたんウェブ」は、「まんがたうん」などの既存コンテンツを再構成し、さまざまな要素を追加した上で、(恐らくはMovableType)ブログ形式のCMS(コンテンツマネジメントシステム)を用いることでサイトを構築。フレンドリーで、堅苦しい「新聞社サイト」とは雰囲気を異にする体裁で情報の提供を行うようだ。

その内容もアニメや漫画、ゲームなどの各分野の最新情報やインタビュー、コラムなど、一歩引いた「新聞社」ならではのジャーナリズム的な視点からのもの。コラムではこの界隈の著名人がずらりと名前を連ねているのが注目に値する。

ゲームの「公式」サイトや法人系情報媒体サイトにありがちな、動画やビジュアル重視に傾倒することなく、あくまでも「基本的な」情報提供にこだわった「まんたんウェブ」の今後に注目しないわけにはいかないだろう。