「超飛び出す絵本」こと仕掛け絵本、ベストセラー続出
2006年07月26日 07:00
『神戸新聞』によると、ページを開くと絵が立体的に広がる「仕掛け絵本」が注目を集めている。これまでの「飛び出す絵本」と比べると飛び出し具合が大きいため、「超飛び出す絵本」「ポップアップブック」ともいわれるこのタイプの絵本、精巧で華やかな創りが人気を呼び、子どもだけでなく大人も魅了されているという。
スポンサードリンク
従来の「飛び出す絵本」こと仕掛け絵本は、折り目が立ち上がり、紙を引いたりめくったりするなど簡単な作りが多かったが、アメリカの絵本作家ロバート・サブタ氏の作品がそのイメージを一新。例えば『不思議の国のアリス』では、本を開くとトランプが目の前にばらまかれたかのように広がるなど、これまでの絵本を「飛び出す絵本」とするのなら「飛び出しまくりな超絵本」とでも表現するかのような仕組みが読者にインパクトを与える。
不思議の国のアリス
記事によるとこの『不思議の国のアリス』以外に『オズの魔法使い』『恐竜時代』はいずれも値段が通常の絵本と比べるとかなり高めになっているが、それでも常に品薄・品切れ状態が続いているという。絵本業界では仕掛け絵本は5000冊売れればヒットセラーだが、これらはそれぞれ2万部ずつ売り切り、さらに増刷中だという。
この「超飛び出す絵本」では『せかいいちながいへび』のように一メートルものへびが現れる作品のように、物語性も重視した作品が出始め、今後まだまだ発展性が望めるジャンルであることがうかがえる。
今件は小さいとき身体が弱く家にいることが多かったため、自然と本と向き合う時間が多くなった当方(不破)自身にも、非常に興味のある話である。折を見てロバート・サブタ氏らによる「飛び出す絵本」について、ちょっとしたまとめ・紹介記事を書き上げる予定だ。
(最終更新:2013/09/17)
スポンサードリンク
ツイート