このサービスは携帯電話を使って専用サイトにアクセスすると、あらかじめ録音された問題がそろばんの読み上げ算形式(「ねがいましては、●円なり、×円なり……」)という音声で流れる仕組み。計算した答えを携帯電話にボタンで入力し、正解かどうかを照合するという。40級から10段まで問題を各級毎に数百種類用意してあり、正答率によって級や段が上がっていくとのこと。

元記事では昨日今日始まったような表記だが、【公式サイトのまとめページ】ページではすでに6月1日からサービスインをしている。今更何で日経新聞が取り上げたのか少々謎なところがある。

とはいえ、携帯から読み上げ算の設問が聴こえてくるサービスは発想としては面白い。ここはもう一歩発想を推し進め、ニンテンドーDS用にサービスを移植してみてはどうだろうか。この機種なら音声出力・入力も思いのまま。わざわざ回答を手入力することなく、「●×円です」と音声入力でき、非常に便利だとは思うのだが。さらにWiFiを使って追加データをダウンロードできるようにすれば、鬼に金棒かもしれない。

最近では「指を動かすことは脳の活性化につながる」「暗記力の構築に役立つ」ということで、そろばんが見直されつつあるという。地味かもしれないが、ケータイなどの力を借りてそろばんパチパチ、というのも悪くない。