【更新】国会図書館で歴史資料多数をネット上で公開

2006年07月20日 12:30

インターネットイメージ[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]が報じたところによると【国会図書館】では本日7月20日から、日本の近代史を語るには欠かせない歴史資料150点についてネット上で公開することになった。具体的には国会図書館が保管している資料のうち、ペリーが来航した1853年以降に残された日本の近代文献あわせて150点。

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史料にみる日本の近代イメージこれは「史料にみる日本の近代 開国から講和まで100年の軌跡」と銘打ったもので、「はじめに」「立憲国家への始動」「明治国家の展開」「大正デモクラシー」「立憲政治の危機」「新日本の建設」「コラム」などの項目に分けられ、時間の流れと共に資料を公開。中には坂本龍馬が亡くなる直前に新しい政治体制のあり方についてつづった「新政府綱領八策」や、吉田茂元首相が終戦直後に送った絵葉書(外務省の後輩に今後の日米関係の重要性を説いた、資料な資料)なども含まれている。

今回の新しいデータの公開について国会図書館の宇津純氏は「展示会ではケースの中で広げてそのページしか見られないが、最初から最後のページまで撮影し、資料の全部をインターネット上で資料がどういうものなのかについて見ることができる。ぜひみていただいて歴史に親しんでいただければと思う」と話している。

データベースが公開されるのは本日のお昼過ぎから(すでに公開開始)。先に【国会図書館が閉鎖サイトのデータ収集と公開開始】で報じたように、国会図書館では閉鎖サイトのデータ収録プロジェクトも開始している。書籍や資料そのものの保全はもちろん大切だが、一般公開と資料化という意味では今回のようなデジタルデータ化した上での公開も今後は必要不可欠なものになるだろう。

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