【更新】運動単位は「エクササイズ」!? 厚生労働省が指針案提示

2006年07月20日 12:30

時節イメージ[このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています]によると糖尿病などの生活習慣病を予防するために【厚生労働省】は7月19日、必要な運動量の目安を示した指針案をまとめた。指針案では「エクササイズ」という運動量の単位を設定し、メニューを構築している。

スポンサードリンク

記事によればマラソンや筋肉トレーニングなどの積極的な運動だけでなく日常生活での活動も対象にして、運動習慣の無い人でも手軽に行えるよう工夫がされている。この単位を元を具体的な時間や必要な運動量とをからめて表記し、実用性を高めている。

「1エクササイズ」は具体的に、「ゴルフ」「速歩き」などの運動や「子供と遊ぶ」「自転車に乗る」「庭仕事」といった活動を15分行う運動量が相当する。また内容がきつくなれば「1エクササイズ」をこなすあたりの時間は短くなる。軽い筋力トレーニングでは20分、階段の上り下りは10分、水泳は7分から8分で「1エクササイズ」となる。

1エクササイズあたりの具体的活動と時間
1エクササイズあたりの具体的活動と時間

生活習慣病予防のための運動としては最低限1週間に23エクササイズを行い、そのうち4エクササイズは生活活動ではなくて積極的な「運動」とすることを指針案では求めている。なおメタボリック症候群の予備軍的状況にある人は、「運動」を10程度取り込む必要がある。

また、メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満に高血圧などが重なった状態、内臓脂肪症候群)とその予備軍の人たち向けに、目安の一つとされる腹囲(男性85センチ以上、女性90センチ以上)を1センチ細くするのに必要なエネルギー消費量を「7000キロカロリー」と設定。腹囲を基準値以下にするため、1日にどれだけエネルギーを消費すればいいのかを分かりやすくアドバイスしている。今件は25日に最終報告としてまとめられる予定だという。

運動量の単位としては消費カロリー以外に、生活活動強度の区分などがよく知られている。これはむしろ内臓疾患系の病気を発病している患者が「身体に負荷をしないように」なおかつ「運動不足におちいらないように」気をつけるための指針。またジョークの話としてなら痛みの単位として「ハナゲ」(鼻毛を抜き取る時の痛さを1ハナゲとする)がよく知られている。

運動量を分かりやすく示すための単位を設定し、それを元に生活習慣病を云々するのは大変有意義なことだ。しかしその単位が「エクササイズ」というのはあまりにも直訳的過ぎてしかも長い気がする。短縮して「エクサ」とするなり、逆説的に「ミート」(肉)や「ファット」(脂肪)としてみるのも良いかもしれない。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ