元記事によるとこれは首都圏の20代から50代の男女800人が昨年11月から12月にネット上での調査に回答して得られた結果。1日に摂取する飲み物の量は平均で1486ミリリットルという結果が出た。500ミリリットルの一般的なペットボトルで3本分。一日に必要な水分全体量は大人で体重(キログラム)×50ミリリットル、飲料水として直接飲む分はこの半分程度が適量とされているので、この約1500ミリリットルという量はほぼ必要量を充足しているといえる。

また、「太ったかな」と思ったときの対策(複数回答)では、「(食べる)量を減らす」など食事の制限を挙げた人が76％、「なるべく身体を動かす」など運動方面を挙げた人が65％だったのに対し、「甘い(飲み)物を避ける」など飲み物について答えた人は46％にとどまった。

さらに、高カロリーの飲料水を良く飲む人の割合(複数回答)は、缶コーヒーの場合肥満の人が46％だったのに対しやせ形は24％。炭酸飲料も肥満が30％なのにやせ形は12％だった。肥満体系だから缶コーヒーや炭酸飲料をよく飲むのか、それとも缶コーヒーや炭酸飲料を良く飲むから肥満になったのかは分からないが、両者には密接な関係にあることがうかがえる。

ちなみに花王はダイエット向け飲料水のヘルシアシリーズを発売している。「ダイエットしたいのなら飲み物にも注意しなければいけませんよ。たとえばジュースをうちのヘルシアに代えてみましょう」というところなのだろう。そういう意味では商魂豊か、といえる。

とはいえ、【ジュースと砂糖】でも語ったように、甘味系のジュースに大量の砂糖が含まれていて、ダイエット最大のハードルとして存在するのも事実。ジュース(炭酸・無糖以外のコーヒー)を止めてお茶にするだけでも、かなりの効果があるかもしれない。