夏に向けて、今除湿機が売れている。しかも……
2006年07月13日 12:30
少々古い記事になるが【Excite Bit】にこの夏に向けて少々気になる、というより個人的に驚かされた記事が掲載されていた。夏の暑い時期に室内の「冷」をとるために使う電気機器として、今や文明社会には欠かせない存在である「エアコン」以外のアイテムとしては、『除湿機』がメジャーであり、「扇風機」や「冷風機」はマイナーどころとしてスミに追いやられているというのだ。
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記事によると季節家電売り場ではエアコン以外は『除湿機』や一年中売れている『空気清浄機』の占める割合が圧倒的に高く、記事執筆者の学生時代に(そして当方=不破自身にとっても)主力と思われていた扇風機や冷風機はマイナー商品としての立場にあるという。
除湿機と冷風機の違いについて、記事では次のように説明している。
・除湿機……文字通り湿度をとる。
・冷風機……タンクに水を入れてフィルターにしみこませて裏の扇風機で冷たい風を送る、気化式加湿機。湿度はかえって高くなる。
・扇風機……風を送ることで室温は下がるが湿度はほとんど下がらない。
不快指数の計算式が 0.81×気温+0.01×相対湿度(0.99×気温-14.3)+46.3 ということからも分かるように、夏場に不快感を感じる要因は温度以上に湿度が関係してくる。日本の場合は特に高温多湿であることから、なおさら。暑いという不快感とおさらばするためには、冷風機や扇風機よりも、除湿機の方が圧倒的に効果があり、需要も高いのだという。
ただ、除湿機にも弱点がある。いわく「除湿機をかけたまま部屋にいると、表側は涼しいが、側面と背面は熱くなってきて、結局室温は上がってくる」というもの。この弱点については、「部屋は締め切らずに除湿機を使い、使わないときは換気をして空気を入れ替えてほしい」とアドバイスしている。
もちろん、例えばサーバーの温度を下げたいというような、ピンポイントで冷やしたい場合には冷風機が手っ取り早い。不破も前々職でわざわざ中古の冷風機を半日かけて調達し、サーバールームに設置した経験がある。
エアコンが使えればそれに越したことはないのだが、電気代を考えると一日中つけておくのも難しい。上手に短所・長所を使い分けて、気分と実質温度共に涼しい時間を過ごしたいものだ。
(最終更新:2013/09/17)
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