【更新】事故に痴漢の次は「会社の金で株失敗」? 振り込め詐欺の新手法
2006年07月07日 07:00
[YOMIURI ONLINE]によると、7月5日のお昼頃、埼玉県南埼玉郡の主婦方に、男性の声で「会社のお金で株を買い、失敗してしまった。監査が入って使い込みがばれてしまうのでお金を送ってくれ」という電話による振り込め詐欺があったという。主婦は自分の夫からの電話と思い込んでしまい、指定された銀行口座に200万円を振り込んでしまった。
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約一時間後には夫の上司を名乗る男性から、さらにお金を要求する電話があり、主婦は義母に頼んで198万円を指定された口座に振り込んだ。しかしその後夫の携帯電話に連絡を入れて確認を取ったところ、まったく知らないとのことで、「振り込め詐欺」にあったことが気がついた。主婦は警察に届出をしたという。
会社の運転資金やお客の預かり金の使い込みの理由としては、借金返済や遊興費などがもっともよく耳にするもの。偽りの「お金が必要な理由」としてもっとも分かりやすいネタでもある。しかし最近では週刊誌などで定期的に話題に登ることもあり、「株式投資のためにこっそり使い込みをしたのだが、投資に失敗してしまい穴埋めが必要になった」という話も、いきなり聞かされて納得が行く材料になりつつあるということなのだろう。
「株式投資が一般化した」「普通の人に説明を受けてもすぐに理解されるほど、世間一般に広まっている」という意味では喜ぶべき話。しかしこういった事柄のネタにされるのは、正直複雑な気分でならない。どうせならもっと別のことで、投資が一般化していることを再認識させてほしいものだが(笑)。また、最近、偽株券がよく市中に出回るのも、一般化しつつあるという一つの事例なのだろうか。
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