オランダ・アムステルダムで「チョコレート工場」のテーマパーク建設へ
2006年07月01日 08:00
【ロイター通信(英語)】が報じたところによると、オランダの首都アムステルダムの当局と建設業者は6月29日、ロアルド・ダール作『チョコレート工場』にちなんだチョコレートのテーマパークの建設計画が進行中であることを明らかにした。このテーマパークはストーリー同様、そのほとんどが地下部分に作られるという。
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記事によるとこの地下部分は現在は使われていない鉄道のトンネルを有効活用するもので、発表当日当局から建設業者に引き渡された。
2年から3年後に公開が予定されている今テーマパークでは、小説に出てくるガラスのエレベーターやチョコレートの噴水も計画されている。さらに少量ながらもホンモノのチョコレートも生産される。
今テーマパークのプロジェクトを立ち上げたカセットブックの出版社マウリッツ・ルービンスタイン(Maurits Rubinstein)氏は「チョコレート工場」の魅力について「私はその作品に心奪われとりこになってしまったので、10年前には作品のラジオ放送劇も作ったのです(。その感動が今回のプロジェクトにもつながっているのでしょう)」と語っている。
アムステルダム当局やオランダの建設会社BAM社は彼のプロジェクトを支持。建設費は2000万ユーロ(日本円で約30億円)かかるが、その一部は「親や祖父母が、子どもや孫のために買える債券」でまかなわれるという。
「なぜオランダに『チョコレート工場』のテーマパークが?」という疑問についての答えは次の通り。実はアムステルダムは世界のココア豆の約30%を加工する一大加工都市であり、チョコレートとのつながりが極めて大きい。また、現在のように「チョコレートを固形状にして食べる」というスタイルが考え出された場所でもある(当時は料理や飲料として使われていた)。
【公式サイト】も存在するが、なにぶんにもオランダ語であるらしく、残念ながら内容がさっぱり分からない。テーマパークのアトラクションのイメージカットも何枚か掲載されているので、せめて、ということでそれを転記しておこう。
(最終更新:2013/09/18)
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