PCデポ(ピーシーデポ、7618)、元社員がインサイダー取引か

2006年07月29日 07:30

[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]が報じたところによると【PCデポ(ピーシーデポ)(7618)】の元社員(当時社員)が自社株の分割などの経営情報をもとにインサイダー取引を繰り返し、約2400万円もの利益を不当に得ていた疑いがあるとして、【証券取引等監視委員会】と横浜地方検察庁が調査を進めているという。

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インサイダー取引の疑いが持たれているのはPCデポに勤めていた29歳の男性。この社員は経営情報が集まる社長室に勤務していた2004年1月から2005年8月までにかけて、自社株が分割されるという情報や、業務提携した会社(ジェイ・ブリッジか?)が新株を発行する情報などを入手。

この社員はこれらの情報が公表される前に株式を買い付け、情報が公開され株価が上昇した時に売り抜けて約2400万円の不当な利益を得ていたという。証券取引等監視委員会と横浜地方検察庁は証券取引法違反の疑いで調べを進めている。

先の【日経社員によるインサイダー取引】に続き、またもお金の魔力に負けた社員による行為の発覚ということだが、ネット証券による株式取引が普及しつつある今、このような誘惑に負けてしまう事件の発生はある程度仕方が無いのだろう。一応証券会社からの事前説明はあるが、さっと流してしまう人も多い。

道徳的、啓蒙的な観点から「ネット取引でしてよいこと、してはいけないこと」について、数時間ほど簡単な講習で学んでからでないと証券口座を開けないという、自動車の運転のような免許制制度の導入も、あるいはありかもしれない。あるいは逆に【特定投資家】の簡易版のように、一定時間の講習を受けて免許を取った人には何らかの特典(手数料の割引など)を設けるような仕組みにした方が普及しやすいのだろうか。


■関連記事:
【PCデポ(ピーシーデポ、7618)、元社員のインサイダー取引報道についてコメント】

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