「ニンテンドーDS Lite」は2006年3月に「クリスタルホワイト」「アイスブルー」「エナメルネイビー」の3色が発売されて以来、ゲーム業界のそのものの流れを変えるくらいに猛烈な勢いで売上を伸ばしている。発売当日の家電量販店での行列は、かつての『ドラゴンクエスト』フィーバーを彷彿とさせるものがあるほど。任天堂では相次ぐ量産体制の整備を続け、最近ではようやく需給のバランスがとれた状態になってきたが、それでもいまだに一部人気カラーでは品薄状態が続いている。

任天堂では7月20日発売予定の「ノーブルピンク」に続き今回大人しめで落ち着いた、重厚感のある「ジェットブラック」を発売することで、年令の高い層への取り込みを図るもようだ。今回で5色揃いとなる「ニンテンドーDS Lite」を見せれば、多くの中年齢層以上の男性は恐らく多くこの「ジェットブラック」を選ぶことだろう。任天堂の思惑はズバリ的中しそうである。

なお今モデルは先にヨーロッパで発売(6月23日)された際に、そのシックな色合いから人気が急上昇することを当て込んで、生産元から運ばれる途中の香港で大量のゲームソフトと共にコンテナごと盗難にあったことでも名を知られている。

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