ナンシー(小)関氏をリスペクトする版画調CGお手軽作成ソフト

2006年07月15日 18:30

「ナンシーウェブサーフィン(笑)をしている最中に、今は亡きナンシー関氏(本名関直美)による独特のタッチの「消しゴム版画」のようなCGを、お手軽に作成するソフトウェア【「ナンシー"小"関 風 パッチもん版画」作成ソフト】というものを発見した。これがなかなかイカす出来なので紹介してみることにする。

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「ナンシー【ナンシー関】氏とは、消しゴムによる版画を作るイラストレーターとして各誌に連載を持つ売れっ子作家であり、同時にエッセイストとしても高いスキルを持ち合わせていた。が、2002年に心不全で亡くなっている。対象となる人物の性格を詳しくチェックし把握した上で、挿絵を作り、それを消しゴムによる版画で作成するという稀有なスキルの持ち主だった。

氏の作る版画は通常の版画のようであり、特徴を十二分に引き出し強調した似顔絵のようであり、筆絵のような独特さを持つことで印象深く、単なるイラストやトレース版画とは一味もふた味も違う、個性にあふれる作品として高い評価を受けていた。

今回紹介する「ナンシー"小"関 風 パッチもん版画」作成ソフトとは、正確には「関氏をリスペクトしている「ナンシー小関タッチな画像を作成する」」という少々ややこしいもの。氏はmixiに在中し、書籍も出しているようだ。

使い方は簡単。実行ファイルのアイコン上に、元絵となるJPGファイルをドラッグ&ドロップするだけ。あとはステータスバーをいじって微調整をし、セーブすれば出来上がり。さっそくいくつか作ってみた。

「ナンシー「小」関 風 パッチもん版画」作成ソフトによって作ったサンプル
「ナンシー「小」関 風 パッチもん版画」作成ソフトによって作ったサンプル

あらためて作成してみると、このタッチの絵、藤子不二雄先生の漫画のうち、シリアス調のタッチの作品で時々出てくる決めカットに似ている気がする。それほどインパクトがあるということだろう。また、黒っぽい部分が多い画像が意外に加工が難しいのが分かる。

画才がある人ならこのツールをよりよく使いこなし、色々楽しめるに違いない。センスがある人なら独自の味わいある画風を展開できることだろう。

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