これは6月28日に【TBS(9401)】で放送された横浜-巨人戦の視聴率が4.9％に留まるなど、最近のプロ野球、特に巨人戦中継の低迷についてテレビ東京としてコメントしたもの。菅谷氏は巨人戦の視聴率の低下がそのままプロ野球の人気低迷につながっているとは思わないとした上で、現在他局が大多数を握っている巨人戦の放送権を手放す状況になれば、これをチャンスととらえ、積極的にテレビ東京が獲得していきたい旨を表明した。

テレビ東京では今期は巨人戦は放送権6試合分を獲得済み。来期以降上記のような状況になれば、これを増やして行きたい意向のようだ。

おりしも巨人は先日6月30日、阪神に0-11で破れ、31年ぶりの10連敗を喫してしまい、成績も芳しくない。巨人戦はかつて【日本テレビ(9404)】の十八番だったが最近は成績・視聴率の低迷から他局に割り当てられることも多く、【フジテレビ(4676)】やNHKなどでも見かけるようになった。

「東京」という地方局のような名前を冠しながら事実上全国ネットワークを持つテレビ東京が、放送数を増やして巨人戦に救いの手を差し伸べた場合、どのように報じていくのか。独自路線色が強いテレビ東京なだけに、楽しみでならない。