永谷園、戦隊モノの元祖「ゴレンジャー」のキレンジャーが大好きなポークカレーを7月10日から限定発売
2006年07月06日 19:30
【永谷園(2899)】は7月5日、スーパー戦隊シリーズ30作を記念し、第一作目の「秘密戦隊ゴレンジャー」に登場する食いしん坊万歳キャラ「キレンジャー」を起用したレトルトカレー『キレンジャーカレー中辛』を7月10日から数量限定で発売することを発表した(【発表リリース、PDF】)。
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「秘密戦隊ゴレンジャー」は1975年4月から放送を開始した「スーパー戦隊シリーズ」の第一作目の作品。カラフルな原色スーツを身にまとい、勧善懲悪で分かりやすいストーリーや派手なアクションが当時としては極めて斬新に映り、「特撮モノ」「戦隊モノ」のはしりとなった。また、「赤青緑ピンク黄」という戦隊モノのベースカラーが決まったのもこの作品による(現在では黒などが入る場合もある)。エンディングの「♪バンバラバンバンバン」というメロディはその奇抜さと印象深さから、後々まで多くの人によって口ずさまれるようにもなった(ウッチャンナンチャンのナンチャンこと南原清隆氏が自分の名前とかけて「♪ナンバラバンバンバン」という歌詞にして自分のテーマソングにしたことでも知られている)。
五人の戦隊員の中でもキレンジャーはカレーが大好きな大食らいの九州男児で、同時になぞなぞが大好きなちょっとあか抜けているムードメーカーとして描写され、他の「格好良いヒーロー」とは一味違った魅力を持っていた。また、キレンジャーがおいしそうにカレーを食べるようすは、多くの人にカレーの魅力を刷り込みさせたともいえる。実際、キレンジャーがあまりにもカレーをおいしそうに食べるので、ついついつられてカレーを食べ、カレーが好物になった人も多いのではないだろうか。
その後の戦隊モノにおける「黄色のスーツを着るモノはムードメーカー的なひょうきんモノ、食いしん坊」という定石も、キレンジャーが元祖である。
今回発売される「キレンジャーカレー中辛」は、このキレンジャーをメインキャラクターに起用することで、特に今の子どもや放映時に子どもだった人に、カレーのおいしさや楽しさを伝える意図があるとのこと。
商品特徴としては、アレルギーの原因物質となりうる「卵・乳・小麦・そば・落花生・大豆」や化学調味料、香料、着色料を使わないところにある。アレルギーが気になる子どもでも安心して口にできる。また、1箱に1枚、オマケとして昔なつかしい長方形のメンコが入っている。メンコの裏には番組内で出題された「なぞなぞ」が載っているという。さらにパッケージは光沢のない素材を使用し、レトロな雰囲気を出している。
永谷園は他にも「アンパンマン」や「ムシキング」、他の戦隊モノなどキャラクターとからめたカレーを多数出している。今回「ゴレンジャー」のうちのキレンジャーカレーを出したのも、このつながりがあってこそのものだろう。
正直、現在の子どもに「キレンジャーを知っている?」と聞いてもほとんど分からないと思われる。だがそれが逆に、目新しさを持ってゴレンジャー、特にキレンジャーを知ってもらうチャンスになるはずだ。また、カレーを食べるのは子どもでも、買うのは親である大人。親がなつかしさを覚えて手に取り、一緒に買うとなれば、二倍の売上が見込める。さらに親子で一緒に食べて親が当時を思い出しながら子どもにキレンジャーの話などをすれば、親子の対話にもつながり、一挙両得といえるだろう。
(最終更新:2013/09/02)
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