シャープ(6753)、家庭向け太陽電池の運転監視サービスを9月から開始

2006年07月25日 07:00

太陽電池イメージ【NIKKEI NeT】によると【シャープ(6753)】は7月24日、一般住宅向けに太陽電池の運転状況を監視するサービスを9月から始めることを発表した(【発表リリース】)。新発売となったパワーコンディショナ(太陽電池が発生する直流電力を、家庭で使える交流に変換する変換器)や既存のカラー液晶リモコン搭載の機種が対象。

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今回スタートが決定したサービスでは、サービスを希望される家庭から、運転状況や発電・消費電力状況などの情報の提供を受け、万一システムにエラーが発生した場合でも、いち早く診断、メンテナンスを行うことができるというもの。これには通信機能のあるパワーコンディショナーを電話回線とつなぎ、月に一度発電量・消費電力量・売買電力量の日々のデータを監視センターに送ることで実現する。通常は定期診断レポートを送り、もしなんらかの問題があれば修理や点検におもむく。

なお監視サービスは無料だが、通信用モデムと通信工事費に3万5000円程度、月々のデータ通信料に20円程度追加費用が必要になるとのこと。

太陽電池は基本的に素人がいじれるものではないし、一度設置したらそのまま放置で問題ない、というのが一般の人たちの認識だろう(もちろん障害物の撤去などは必要だが)。その意味では初期経費は多少かさむが、今回のような専門家によるモニタリングサービスはありがたいものといえる。

ただ、月一でしかデータを送れないのは(通信費の問題もあるが)多少心もとないような気もする。オプションで週一くらいにするとか、各種データを指定したメールアドレス(携帯含む)に送付するという機能もあれば、より便利になることだろう。

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