東京ゲームショウは社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)主催の、ゲームメーカーによる新作などのお披露目イベントで、今年で10周年を迎えることになる。ここ数年は日経新聞社グループ会社が共催することになり、ビジネス色もうかがえるようになった。

今年の開催では現在のところ134社が参加を申し出ており、過去最高の規模となる予定。次世代ゲーム機のプレイステーション3、Wii、Xbox360が勢ぞろいする年であり、ネットワークゲームが普及、さらに「ケータイ」がゲーム分野でも注目を集めるようになるなど、単なる家庭用ゲーム機のゲームという枠を飛び越えた、本当の意味での「ゲームの祭典」たる雰囲気が感じられる。

一時期は使用ホールの数軽減と共に規模の縮小が行われたが、今回は8ホール分を使用するなど規模を拡大。この8ホール使用は2001年秋以来のこととなる。

今回は一部「お試しプレイ」のゲームの際に身分証明書などによる年令チェックが必要とされる旨が告知されている。これは先の【CESA、18歳未満への販売「自粛」対象ことZ区分タイトルを発表】にもあったような、新レーティングシステムの導入に伴う措置と思われる。

日本国内だけでなく海外からも注目を集める東京ゲームショウ。今年はどんな新しい発見と驚きを提供してくれるのだろうか。色々と期待したい。