ニッセイアセットと三菱UFJ投信、本日の相場展開に緊急コメントを発表

2006年06月08日 20:30

株式イメージ投資信託などを運用販売している【ニッセイアセットマネジメント】【三菱UFJ投信】はそれぞれ本日6月8日、本日の東京株式市場の展開について緊急コメントを発表した。それぞれ【国内株式相場の急落と今後の見通し(三菱UFJ、PDF)】【国内株式市場の動向と今後の見通しについて(ニッセイ、PDF)】という題名で始まる1枚のレポートだが、簡単な分析と今後の動向が語られている。

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コメントでは両社とも本日の急落に限定せず、ここ最近の下落傾向についてさまざまな理由(アメリカ経済への不透明感、外国人投資家の売り越し問題、信用買い残高の需給問題、テクニカル的な面、中央青山や村上ファンドなどの会計不信)を述べた上で、「しばらくは軟調が続くがそこを抜ければ調整局面は抜け出せる。だから買い場は間近い」としている。

両レポートでは結論として今後の展開と望むべき姿勢をそれぞれ次のようにまとめている。

●ニッセイ
今回の日本株の急落は主に外部要因に影響されており、海外、特に米国の株式市場が安定感を取り戻すまでは波乱含みの展開が続くものと思われます。ただ、このところの調整で株価には割安感が出始めております。信用取引や裁定取引の買い残高解消が進み、需給も改善しつつあります。今期の会社側から発表された業績予想数値はかなり慎重な内容となっており、マクロ経済見通しや物価見通しから考えて早晩上方修正される可能性が高いと見ております。換金売りが一巡すれば割安感から見直し買いが入り、日本株は調整局面を抜け出すものと考えております。

●三菱UFJ
以上のことから、国内株式市場は、目先は一旦反発する可能性が高いものの、需給調整にはなお時間がかかると考えております。しかしながら、良好な国内経済を反映して徐々に市場も落ち着きを取り戻すとみており、今回のようにファンダメンタルズとかい離し、需給が主要因となって株価が大きく下落した局面こそ日本株投資の好機と考えております。


投信の販売側によるコメントなだけに色々勘ぐるところもあり、うのみにすべてを信じるのも問題かもしれない。とはいえ逆にひねくれてまったく逆のことを考えるのも問題だろう。分析内容をよく読み、自分の判断材料として検討して見る、という使い方が正解かもしれない。なにしろ答えの一部は明日の市場が示してくれるのだから。

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