TBSの井上弘社長は会見で「深くお詫び申し上げます」と謝罪すると共に、原因究明と再発防止体制を整備するとだけでなく、関係者の処分を検討する方針を明らかにした。TBS側では被害者に謝罪の手紙を送る一方、まだ被害を届け出ていない視聴者には以下のように、連絡するようウェブサイトで呼び掛けている([該当ページ])。

問題の番組「ぴーかんバディ！」では5月6日放送分で、「白インゲン豆を約3分間炒めた後に粉末化し、ご飯にまぶして食べる」というダイエット法を紹介した。ところがインゲン豆に含まれるたんぱく質の「レクチン」が、生や加熱不足のまま食べると食中毒の原因となるという。【厚生労働省】も今件については再発防止に努めるよう勧告すると共に、「加熱が足りなかったことが原因であり、十分火を通して食べれば問題はない」としている。

番組内容で広範囲な医療的被害が生じた件はこれまでにも何度と無くあるが、ここまで大規模なものはさほど多くない。最近では「ポケモン」で点滅画面によるものが記憶に新しいが、それとて700人には達しておらず、今回の白インゲン豆による健康被害はそれをはるかに超している(今後さらに増える可能性も高い)。

TBS側には事前検証や番組構成について、十分な検討が求められることだろう。

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