実写化してほしいアニメ・漫画のトップは「名探偵コナン」

2006年06月12日 06:30

インターネットイメージ【gooランキング】の報で、『テニスの王子様』や『DEATH NOTE』など人気の漫画やアニメの相次ぐ実写映画化に伴い「これから実写化してほしい漫画・アニメ」についての投票結果が明らかになった。それによるとトップの座についたのは週刊少年サンデーで連載中の、子ども版シャーロック・ホームズこと『名探偵コナン』だったとのこと。

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『名探偵コナン』につづきランク・インしたのは、『あたしンち』や『マスターキートン』『SLAM DUNK』など。男性に限ると『はじめの一歩』や『ジョジョの奇妙な冒険』『機動警察パトレイバー』、女性だと『天使なんかじゃない』『王家の紋章』『のだめカンタービレ』など恋愛を題材とした漫画がランク・インしている。

現実可能性を考えると、「名探偵コナン」はすでにアニメ映画化はされているし、舞台設定も現在のものなので、実写化のハードルはそれほど高くない。配役はともかく、実現度はすでに実写映画化している『テニスの王子様』などよりもたやすいだろう(主人公のコナン役を誰がやるのかが問題だが。よもや、えなりかずき氏にさせるわけにもいくまい)。特殊な舞台上にないという意味では、日常生活を描いている『あたしンち』や『天使なんかじゃない』『のだめカンタービレ』あたりも難易度は低い。

『マスターキートン』は古代史に絡む遺跡の話がよく出てくるので現地撮影を行わないと場がしらけてしまうことは間違いない。その点では「制作費」という難関が待っている。『王家の紋章』もしかり。ただこちらは、逆に大作として割り切り、大規模なセットを創ってハリウッド映画ばりの作品にしてしまうというロマンも想像できる。一方『SLAM DUNK』は楽といえば楽だしとうの昔に実写化してもよさそうなものだが、バスケットボールがある程度得意な俳優でないとサマにならないのが難点。

もっとも実写化が難しそうなのは『ジョジョの奇妙な冒険』と『機動警察パトレイバー』。前者はあの独特な、効果音が聞こえてきそうな「立ちシーン」を絶妙にこなしてくれる俳優がいるかどうか、そしてなりより「スタンド」をどう表現するのかが問題(CGでも使うのか??)。後者も、最近ようやく二足歩行系の機動大型ロボットの試験機が登場するようになったが、『パトレイバー』の世界のようなものには程遠い。やはりCGを多用せざるを得ず、実写化の意味はない。最新版の映画のように、あえて人間同士のドラマにスポットを当ててレイバーそのものの描写を最小限に抑えるという手を使うしかないかも。

もちろんこれらの作品も含めた、アニメや漫画の実写化には原作サイドの意向も大きく影響する。それは別にしても、それぞれの上位作品について、実写化の現実度や問題点に想像をめぐらしてみるのも悪くはない。


(最終更新:2013/09/18)

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