ペプシレッド
2006年06月06日 23:00
「Garbage Shot」第二十六回。今回は先日【「赤いペプシ」こと「ペプシレッド」、6月6日から限定販売】でもお知らせした【サントリー】の新商品「ペプシレッド」。ドリンクものといえば先の某炭酸系コーヒーが、なかなか見つからなかったことも合わせて苦々しくも記憶に新しいが、今回はすぐに見つけることができた。やはり流通量の違いだろうか。
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外見はパッケージ以外ごく普通のペプシと変わらない。お店の棚に陳列している時にはあまり気にならなかったのだが、自宅であらためて見てみると、やはり赤ワインのような独特の明るい赤色がヤケに気になる。とはいえ赤色は食欲をかき立てる色としても知られている(逆に青は食欲を抑える効果がある。ダイエットをする時には青い皿を使うと良い、というのはよく聞く話)ので、飲用意欲が減退することもあまりない。
ペプシレッド
グラスに注ぐと、通常のペプシよりやや強いような炭酸の音。無数の泡が弾け、グラスの周囲にまとわり着く。この心地よい音が美味しさを想像させる。色は鮮やかな赤……というよりはぶどう色。
口に含むと、ペプシ商品に共通する「コカ・コーラよりも強めの甘み」はあまり感じず、むしろ炭酸の強さが口の中を支配した。それに続いてキャッチコピーにあるような、スパイシーな舌触り。最後に「いつもの」口に残るような甘み(これはやや少なめ)。他社商品で例えるのなら、短酸味の強いファンタグレープにちょっとスパイス的な刺激を加えたようなものだろうか。そういえば色合いもファンタグレープに似ている。
少なくとも先に試飲した、「コーヒー+炭酸」のような奇抜さだけの商品とは違う、納得のいく味。何よりペプシ独特の「甘ったるい後味」が少ないのが良い。個人的にはオリジナルペプシよりもむしろこちら「ペプシレッド」の方が長く付き合いたいような味わい。リリースでは「数量限定」ということだが、是非とも定番商品のラインアップとして加えてほしいものだ(一部に同社既存商品の「バブルマン」の炭酸味を強めてスパイス感をプラスしただけでは、という話もあるが、「バブルマン」自身を試飲したことがないので比較はできない、としておく)。
とはいえ実際には、オリジナルのペプシコーラと比べると劇的な変化に乏しいのも事実。よほどのことがない限り、限定販売を解かれ通常販売されるのは難しいかもしれない。
蛇足だが、同社ではすでに過去において名前通り青い色で消費者をびっくりさせた「ペプシブルー」を発売した経歴がある。今回発売された「ペプシレッド」、そして同社のなり「C.C.レモン」なりを持ち合わせれば、「赤・青・黄色」の三色揃いのドリンクセットが出来るなと思ったりする。あとはピンクと緑があれば五色セット。いかにも「人工色」という色合いの飲料がずらりと並ぶのは色々と複雑な想いをはせてしまうものだが、どうだろうか。
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