記事によるとカクメロの栽培は生徒たちの考案によるもので4年前から取り組み、研究を重ねてきた。マスクメロンの高級感をかもしだす網目をきれいに出すのが難しいとのことだが、このハードルもクリアし、年間50個ほどを栽培できるようになったという。

味も丸い普通のメロンと糖度の点で劣るところが無く、均等に甘みがあるという。今月6月の中旬から東京のフルーツ店などで注文の受付が開始される。一辺約13センチ、重さ約1.8キロで、1個1万円。

上記高校のサイトを見ると、糖度分布の比較写真が掲載されているが、それを見ても元記事にあるように四角形でも糖度が丸いメロン同様に分散しているのがうかがえる。これなら「四角いけどあまくない部分が限られているじゃん」ということもないだろう。何よりこの形状なら、贈られた人は普通のマスクメロンをはるかに超えるインパクトを感じるに違いない。

元々四角いスイカが高値で取引されるのを知った学生らがメロンでも、と試したのがきっかけとのことだが、その思いつきを現実のものとする努力と実力は評価せずにはいられない。八百屋やスーパーの果物売り場に並ぶマスクメロンすべてが四角形なのはいかがなものかとは思うが(笑)、丸いメロンの中に個性的な四角いメロンが並ぶのは意外に味わいがあって良いかもしれない。