【更新】「無呼吸症候群」とメタボリック・シンドロームに深い関係が!?

2006年06月27日 09:30

時節イメージ[YOMIURI ONLINE]によると寝ている時に呼吸が不意に止まり、よく眠れなくなったり睡眠不足に陥って昼間でもうとうとしてしまう「睡眠時無呼吸症候群」について、男性患者の半分・女性患者の3割ほどが、脳卒中や心筋梗塞の引き金にもなる「メタボリック・シンドローム」を合併しているとの研究結果が発表された。愛知医科大病院睡眠医療センターがまとめ、日本高血圧学会誌に発表したもの。

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具体的には精密検査で睡眠時無呼吸症候群と診断された819人に調査を行ったところ、内臓脂肪の蓄積などから起きるメタボリック・シンドローム合併率は男性の場合49.5%となり、そうでない男性の倍以上に及んだ。女性にいたっては合併率が32.0%と、そうでない女性の5倍にもなったという。

また、メタボリック・シンドロームの診断基準(腹部肥満、高血圧、高血糖、高脂血症)のうち、女性の血糖値を除いたすべての項目で、メタボリック・シンドロームの集団の方が、そうでない集団より数値が悪いこともわかった。

メタボリック・シンドロームを含む肥満体質な人は余計な肉が付くため鼻や気管が詰まりやすくなり、結果としてイビキをかいたり睡眠中に呼吸が止まりやすくなる、すなわち「睡眠時無呼吸症候群」にかかりやすくなるとは前々から言われていた。今回それが具体的な数字として測定されたことになる。

当方(不破)もイビキはともかく(何しろ自分自身では滅多なことでは分からない)、現在も通院治療中のネフローゼについてでさえ、先日主治医から「純粋なネフローゼというよりは今はやりの「メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)」に端を発する腎臓系のトラブルに近いのではないか」という説明を受けたほど。

さまざまな合併症を生み出しかねないメタボリック・シンドローム、要は肥満症、に対しては、最優先事項としておのおのが対処していく必要があるだろう。

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