アルファシステムの社長が語る、「ゲーム業界を目指している中学生へ」
2006年06月15日 12:30
『ガンパレード・マーチ』をはじめ、「職人技」を感じさせるゲームの開発を行っている【アルファシステム】の公式サイトにおいて、同社社長の佐々木哲哉氏が地元の中学校で行った「ゲーム業界を目指している中学生に向けた」弁論の内容と、その感想文の一部が掲載された(【該当ページ】)。
スポンサードリンク
元々今件は中学校の授業課程で「将来の職業を考える」というテーマの授業があり、そこで佐々木社長が語ったもの。その後「生身の力と時間では、地元の一中学校でしか話すことが出来ませんが、インターネットであれば数多くの方に見て貰えると考え」、サイト上にその内容を公開したとのこと。佐々木社長曰く、「就職を考える時にこれを参考に出来、役に立てば幸いです」。
詳細は上記リンクからたどって参照してほしいが、大まかに絡めると、まず巧みな計算ロジックを搭載しているソフトを送り出しているアルファシステムらしく「世の中はすべて因果律、因果関係で動いている」という世の中の仕組みを説明し、願いを持ち、それを理由化し努力すれば、必ず成就すると語っている。前半はゲーム業界についてではなく、人生観、職業観そのものについて述べているとっても良い。
そして後半ではゲーム業界に勤めるためにはすべての勉学が必要であり、何が大事で何が不必要ということはないと具体例を挙げて説明している。そして最後に、「自分がなりたい目標にたっするためにはどうすれば良いのか」ということについて語っている。
多少思想的セミナーがかった雰囲気もあり、また「青臭いことを」と鼻で笑われかねないような内容を含んでいるが、一方でイメージトレーニングや自己暗示など、潜在イメージの意図的なコントロールによる活用などは精神心理学上でも研究が進められている分野であり、非常に納得する人も多いだろう(特に最後に語られている「自分のなりたい人物になるために行うべきアクション」の部分は、深層心理学や経営学でよく行われる手法が散りばめられている)。
ゲーム業界を目指している人も、そうでない人も一度目を通しておくべきだろう。少なくとも読んだ時間分、損をしてしまった、ということはないはずだ。
(最終更新:2013/09/18)
スポンサードリンク
ツイート