魔法の技術で「見た目ダイエット」!? やせて見える鏡が実在した
2006年06月15日 12:30
海外の童話などでよく登場する魔法の鏡の中には、本人よりもキレイに映し出す、都合のよい鏡もあり「こんなのが本当にあったらいいなぁ」と思う人も少なくないはず。最近ではリアルタイムに取り込んだ画像を瞬時に計算してCG上加工を行い表示するシステムもあるようだが、まだまだ世間一般には手が届かないし、視覚に直接訴えかける「鏡」ではない。ところが実際に、「やせて見える鏡」が実在するという話が【Excite Bit】に掲載されていた。
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この鏡は静岡県静岡市にある「伊部鏡店」による『シェイプアップ・ミラー』というもの。開発は7年前で、元々大手ファストフード店からの「鏡に細工があることに気がつかれずに、お客さまが気分よく見られる鏡がほしい」という要望がきっかけだったという。
「やせて見える鏡」の仕組みは、ビジュアルデータをCGで加工するなどの大げさなものでなく、鏡の裏側にある金具を調整し、平面な鏡を少しだけ凸面鏡にし、細く映すのだという。実際には凸面部分がお客ごとに自動調整されるわけではないので「やせて見える魔法」の効用は人それぞれだが、それなりにやせて見えるようだ。また、金具を元に戻せばごく普通の全身鏡としても使える。焦点距離は2メートルを想定し、最大15%程度まで「スリムに調整」できるという。また、各部を独自に調整可能なので、「脚だけスリム」「ウエストだけほっそり」に見せるというような粋な調整もできる。
また、記事では「普通の鏡よりもキレイな顔色で映し出される」(実物の肌色に近い見え方をする)鏡『スーパーピュアミラー』も紹介されていた。従来の鏡に使われているガラスは薄い緑をしているため、どうしても肌色がくすみ、青っぽくなってしまう。このスーパーピュアミラーでは透明度の高いガラスを使うことで、よりキレイに(というよりホンモノのように)見えるという。
元々店舗用として開発されたため、多少値段が高めなので気軽に購入するのは難しい。とはいえ用途が用途なためニーズも多いはず。家の新築やリフォームの際、あるいは何らかのイベントの際のプレゼントのアイディアとして、このようなアイテムが実在することを頭のスミに置いておくのは悪くないだろう。
もっとも、シェイプアップミラーの場合、あくまでもその鏡においてスリムに見えるだけであって、実際にスリムになるわけではない。くれぐれもご注意を。
(最終更新:2013/09/03)
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