NTTドコモ(9437)の携帯電話契約率でFOMAが5割を突破、movaを逆転
2006年06月20日 06:45
携帯電話日本国内最大手の【NTTドコモ(9437)】は6月19日、同社の携帯電話契約におけるFOMAの契約数が6月18日に、全携帯電話契約の対して50%を超え過半数に達したことを明らかにした(【発表リリース】)。
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6月18日における契約数は全部で5161万5200件で、そのうちFOMA(第三世代携帯、9XX・7XXの系番)は2585万7500件と50.0967%となり、過半数を超えた。一方mova(第二世代携帯、2XX、5XXの系番)は2575万7700件。
FOMAは2001年10月にサービスを開始したが、2004年7月には10%、2005年2月には20%、2005年7月には30%、そして今年1月には40%と最近になって急速にシェアを拡大しつつある。
FOMAは高速性と多機能が売りだが、一方で「電話機能そのものがつながりにくい」「対応エリアが狭い」「高速化される分パケット料が高くなる」などの問題点も指摘されていた。ドコモ側ではこの点について今秋までにFOMAのエリアをmova並に拡大し、基地局数も増やす計画。さらにパケット料の定額制の広報展開も推し進める。
この秋には携帯電話会社を変更しても電話番号を変える必要がなくなる仕組み「ナンバーポータビリティ」がスタートする。それまでにドコモ側ではFOMAの有効性をアピールするため、その機能拡大をさらに推し進めることだろう。元々movaからFOMAに移行した場合には電話番号を変える必要がないこともあり、FOMAのドコモ内におけるシェアはますます増加するものと思われる。
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