バイタルネット(9916)が大鵬薬品と協力して漢方薬を全国販売へ

2006年06月29日 06:30

時節イメージ【NIKKEI NeT】によると医薬品卸売業の【バイタルネット(9916)】は、子会社【塩釜蛮紅華湯(しおがまさふらんとう)】を通じて【大鵬薬品】に、女性向けの漢方薬の供給をはじめたという。大鵬薬品が持つ、全国向け販売ルートを活用することで「独自の商品の売上拡大を目指す」バイタルネットと、「製薬製剤の品揃えの拡充を狙う」大鵬薬品の利害が一致したという。

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塩釜蛮紅華湯(しおがまさふらんとう)イメージバイタルネットは元々新潟を含む東北地方を中心とした卸売業で、それ以外の供給エリアとしては栃木や東京がサポートされている程度だった。大鵬製薬との提携で、その供給エリアが一挙に全国に広がることになる。

元記事によれば医薬品の卸売りが医薬品メーカーに製品を供給するのは珍しく、バイタルネットとしてははじめてのことになる。具体的にはまず、『塩釜蛮紅華湯(しおがまさふらんとう)』と『塩釜蛮紅華圓(しおがまさふらんえん)』を供給することになる。これは主に婦人薬として用いられる生薬製剤で、頭痛や更年期障害、冷え性や不眠、神経痛などに効用があるとされている漢方薬。

塩釜蛮紅華湯(しおがまさふらんとう)では他にも冷え性や血行不良に効くとされている「日本薬局方センナ」や風邪薬などで有名な「葛根湯エキス」も販売しており、今後はこれらについても全国供給展開が期待される。

漢方薬は言うまでも無く、最近では西洋医学と両立しうるものとして世間一般の医療でも認められるようになり、通常の病院でも処方してもらえる場合もある。当方(不破)が通っている大学病院でも、東洋医学の医局が存在しているくらいだ。「少しでも確実に病状を良くしたい」と思う患者にとって、漢方薬は救いの手立てとなりうる。

特に今回発売される『塩釜蛮紅華湯(しおがまさふらんとう)』などは女性の悩みの種、冷え性や頭痛、神経痛などに効用があるとされている。期待する人も多いのではないだろうか。

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