東京電力(9501)、自己サイトで電気の仕組みを楽しく学ぶゲーム「電気のちから」を提供
2006年06月13日 06:30
【Fuji Sanke Business i】によると【東京電力(9501)】では、電気供給や原子力発電など東京電力の主力事業である電力関連の仕組みを楽しみながら知ってもらおうという主旨から、ブラウザ上で遊べるゲーム【電気のちから 大停電作戦を阻止せよ】の提供を開始した。東京電力が取り組んでいるエネルギー教育活動の一環で、ゲームを通した電力事業の啓蒙は今回がはじめてだという。「学校の授業では詳しく取り上げられることがない原子力などのエネルギー問題について学ぶ、きっかけになれば」と東京電力側ではコメントしている。
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記事によれば今回のゲームは「もっと気軽に電力事業などに関心を持ってもらいたい」と考え、制作が決まったとのこと。好評なら第二弾以降も企画していく。
今回提供されるゲームはフラッシュによるもので、誰でも無料でプレイできる。主人公のちょっと間が抜けた元気はつらつ青年トンちゃんと、底抜けに明るい女の子ミーヤが、宇宙電気エネルギー防衛隊長「エレー・キテル」と協力し、電気のある明るい生活を憎む宇宙人「ブラック愛・星人」の攻撃から地球の電気生活を守るという内容。
ゲームはステージ制で全部で5つ用意されている。それぞれのステージは練習と本番で難易度によって3つの段階がある。ゲームの内容はといえばシンプルですぐに理解できるルールのものばかりで、独創的なものや、某有名ゲームのオマージュ的なものもある。最後まですべてのゲームをクリアすると、オリジナルスクリーンセーバーのデータがダウンロードできたり、ハガキで応募することにより先着で1万5000人にオリジナル携帯ストラップをプレゼントするという特典も用意されている。
こういう啓蒙的コンテンツのゲームといえばゲームバランスもあわせ内容が今ひとつだったりすることが多いのだが、絵のタッチは「それなり」なものの、内容そのものはバランスやプレイ時間の妥当さもあわせ、案外よくまとまっている。うまくこなせば全部のゲームを1時間前後でクリアすることが可能だろう。
ウラン235に中性子をぶつけるゲームなど内容的にシュールなものもあり、知識云々として少々「どうかな」というのはあるが、楽しく電気について学ぶという点では十分以上に基準はクリアされている。何よりゲームとしてよく出来ているのが二重丸。東京電力には是非とも続編の制作をお願いしたいところだ。
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