【更新】日本アジア投資(8518)、株主総会で定款変更決議案否決
2006年06月28日 06:00
【日本アジア投資(8518)】は6月27日、同日開催された定時株主総会において決議案の一つであった定款変更に関する案件が否決になったことを発表した([発表リリース、PDF])。議決権行使書によるものを含めて3分の2以上の賛成が得られなかったという。他の議案は可決されている。
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リリースによれば否決された定款変更議決案では、会社法の施行により、取締役会の全員同意のもとにおける開催の省略や、取締役会への剰余金の配当等の決定権限の委譲などが盛り込まれていた。議案が否決されたことで、予定されていた定款変更内容すべてが成されなくなったことになる。
半同族会社や敵対的TOB(株式公開買付)を受けている状況下や特殊な議案でない限り、定時株主総会の議案が否決されるのは珍しい。四季報データを見ても特に少数大口株主によるコントロールが成されているとは見受けられない。ただ、外国株主比率が30.4%、投信比率が9.5%と比較的高いため、これらの株主が利益処分の権限の取締役会への移行を嫌ったものと推測される。
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