【更新】村上ファンド離れ続く、ウシオ電機(6925)など4社が引き上げなどを検討へ

2006年06月08日 06:00

株式イメージ[YOMIURI ONLINE]によると先に「村上ファンド」([M&Aコンサルティング]などによる投資ファンド)の元代表村上世彰氏が証券取引法違反(インサイダー取引)の容疑で逮捕されたのに伴い、村上ファンドに資金運用を委託する企業間にその資金を引き上げる動きが加速している。参照記事では4社について、検討の方向もあわせ検討を進めていることが明らかにされている。

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【ウシオ電機(6925)】では6月7日、村上ファンドに現時点で運用委託している約17億円について早急な契約解除を検討していることを明らかにした。曰く「法律を守った上での運用が大前提だ」とのこと。また2005年3月末時点で18億2400万円の運用を委託している【石油資源開発(1662)】も、「出資の引き上げを含め検討している」とコメント。

一方で1億1700億円を運用委託する【立花証券】は「今後の推移を見守る」、1億4100万円を委託する【ドッドウェル ビー・エム・エス(7626)】は「対応は未定」とするなど、態度を現在のところは保留している企業もある。

村上氏は先の記者会見で事実上証券取引法違反については自ら認めたが、その内容やその他案件については当局や関連他社(ライブドアなど)との発言との食い違いも多い。今後捜査当局の捜査の進展などによっては、さらに引き上げが加速することだろう。

村上氏本人のカリスマ性を失った「村上ファンド」が今後生き残れるかどうかは、収益率の高さを維持するだけでなく、遵法性もあわせた企業倫理の確立も果たす必要があるに違いない。


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