岐阜県で肉牛大脱走劇、3時間半後にようやく捕縛
2006年06月22日 19:30
[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]が報じたところによると6月21日の夕方、岐阜県岐阜市の家畜市場でトラックで運ばれてきた雌牛1頭が荷台から降ろされる際に逃げ出し、逃走の末3時間半後にようやく捕獲された。牛はおよそ650キログラムもの肉牛で、捕まったあとは麻酔をかけられてトラックで市場に運ばれたという。
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牛が逃げ出したと警察に届出があったのは16時ごろ。岐阜市六条大溝の岐阜県家畜商協同組合から、警察に「牛をトラックから降ろす際、1頭が興奮して逃走した」との連絡を受けて警察がかけつけたところ、生後24か月の雌の肉牛が逃げ出したものの川に入り込んでしまい、岸に上がれなくなった状態に。
その後岐阜大学の獣医が駆けつけて吹き矢で牛に麻酔をかけ、その上で牛の頭と足にロープをかけてクレーンでつり上げ、19時40分に捕獲に成功した。牛はそのままトラックに乗せられて市場に運ばれたという。脱走劇の中でのけが人は無し。650キロもの巨体なだけに、街中で暴れだしたら大変なことになっていたかもしれないが、今回は川に入り込んでしまったことで、そのような事態だけは避けられた。
市場関係者は「モー大変でした」、ではなく「お騒がせして申し訳ありません」と話していたという。
先日アメリカ産牛肉の輸入再開が決定した直後の話なだけに、牛も「ウッシッシ、これなら自分もお役御免かも」と思ったのかもしれない。ちなみに先の沖縄での豚トン走事件のように「かわいそうだから飼ってあげよう」ということはなかったようだ。
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