個人投資家の年間投資額は平均で315万円との調査結果
2006年06月02日 12:30
【NIKKEI NeT】が報じたところによると、【ヤフー(4689)】と【インテージ(4326)】の調査結果で、個人投資家の過去一年間における投資金額の平均が約315万円であることが明らかになった。また、株式投資をしたことがある人は調査対象のうち3割近くにおよぶなど、投資が広まりつつあることが実証されている(【調査結果発表ページ】)。
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ライブドア事件などで「株式投資はすべて自己責任」という認識が話題に登ることが多くなっているが、この言葉について、74.9%もの人がその認識を持っていることが明らかになった。また、投資をしていない人でも59.0%が肯定的な意見をしている。また、年令が上がるほど、自己責任論が強い傾向もあるという。
また俗に言う損切りの是非について、「投資金額の半分も回収できないような株価の下落を経験した場合どうするか」という問いに対しては、59.5%が「しばらく静観してから態度を決める」とし、「保有し続ける」の23.9%や「即売却する(損切りする)」の14.1%を大きく上回った。ただこの回答の選択肢には「(資金が続けば)買い増しをする」という、俗に言うナンピンに関する設定が無いようで、多少問題が残る結果かもしれない。
投資の理由については、「新たな収入源を期待して」が78.5%で最も多く、これに「貯蓄手段」46.6%、「株主優待を利用するため」36.2%、「社会勉強のため」23.3%、「共感する会社を応援するため」8.0%と続いている。
その他、投資金額や投資に費やす時間、投資の際に重視する企業情報についてなど、興味深いデータが数多く掲載されている。個人投資家を自負するすべての人に、上記調査結果リリースへ一度お目を通していただきたいところだ。
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