コンビニ弁当のイメージ、20代女性は「健康に悪い」「高カロリー」

2006年06月27日 19:30

コンビニ弁当イメージ【NIKKEI NeT】 によるとリサーチ会社【アイブリッジ】は6月23日、東京都に住む20歳代の女性を対象にしたコンビニエンスストアの食品に関するアンケート調査結果を発表した。それによると、20歳代女性の68.7%もの人が、コンビニのパック弁当を「高カロリー」、51.3%が「健康に悪い」という印象を持っていることが明らかになった。

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カロリーについては特に「高い」とする傾向が強く、「適当(適切、という意味)である」が33.1%だったが、「低カロリー」とする意見は0%だった。また、健康については「どちらともいえない」が48.7%であり「健康に良い」は0%。つまり、コンビニ弁当については「カロリー」と「健康への影響」の観点で肯定的な意見を持つ人がいないことになる。

一方でコンビニのパック弁当を購入するかどうかの質問には「購入」が46.0%、「よく購入」が6.3%と過半数を占め、「たまに購入する」39.7%をあわせると実に9割以上の人が何らかの形でコンビニ弁当のお世話になっていることも判明。

コンビニで買うことがある飲食品については「20代女性」ということもあり、「お菓子」が81.3%でもっとも多く、ついで「パン」78.0%、そしてようやく「おにぎり」が76.7%。

健康志向の良し悪しとコンビニそのものへの支持については次の通り。

[ローソン(2651)]44.0%(新店舗「ナチュラルローソン」への評価)
【セブンイレブン(3382)】42.3%(保存料・合成着色料不使用の弁当への評価)
【ampm(2688)】24.3%(保存料不使用の冷凍・加熱調理食品「とれたてキッチン」シリーズへの評価)


コンビニといえばかつては「とにかく何でも揃えて長時間開業している」という条件さえ満たせば有りがたがられていた。最近では100円ショップというライバルの登場や社会情勢の変化などで、オリジナルブランドの積極開発、100円ショップスタイルやローソンのような自然派志向など「ひとあじ違ったコンビニ」の展開、さらには店内飲食機能の装備など、さまざまな手を打ち、生き残り戦略を図っている。

特に20代女性はもちろんだが、それら以外にも健康志向はブームとして存在し、今後もニーズが高まる以上、「コンビニ弁当については『カロリー』と『健康への影響』の観点で肯定的な意見を持つ人がいない」という現状をどうにかする必要があるだろう。

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