イギリス国防省、UFO(未確認飛行物体)の存在を完全否定

2006年05月08日 12:30

UFOイメージ【BBC】が報じたところによると、【イギリス国防省】が未確認飛行物体(UFO)に関する本格的な科学的研究調査を行い、「空飛ぶ円盤が存在する証拠はない」と結論付けた報告書を2000年に作成していたことが5月7日までに明らかになった(【BBC元記事・英語】、[このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています])。

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この報告書は"Secret: UK Eyes Only"とスタンプが押されている機密指定された400ページにもわたるもので、情報公開法に基づき同省のUFO関連文書を請求していた大学の研究者David Clarke氏に公開された。また国防省自身も5月15日から同省公式サイト上で同様の内容を公開する。

記事によるとレポートではイギリス内のUFOの目撃情報を4年間にわたり検証を行い、空中に現れる異常現象は、大気現象や電磁的影響によるものが大きいと指摘。「自然現象以外の、なにものかにコントロールされていると考えられるものは無かった」として「宇宙人」などの関与を否定した。また報告書ではUFO目撃情報リストもあり、2005年分だけでも150件ほどが記載されている。

BBCの元記事ではUFOに見える現象の理由としてほかに、流星群による影響を指摘。さらに「宇宙人やUFOと接近遭遇した」という証言に対しては、プラズマなどが人間の脳に与えた影響によるものだと結論付けている。

一方「UFO研究家」の中には今回の発表について「政府はいつもUFOに関する真実を隠そうとするものだ、なぜなら自分たちの力でコントロールできないもの、理解しきれないものについて情報公開を行うのは危険だと判断しているからだ」「今回提示された報告書もUFOの存在を完全否定するのには不十分だ」とその信憑性をうたがう意見もある。

UFOの存在を完全否定するのはまさに「悪魔の証明」(「あること」に比較して「ないこと」を証明するのはきわめて難しい。すべての存在・可能性について「ないこと」を示さねばならないから)に他ならない。今回の報告書もそれがすべて真実だったとしても、短期間・特定地域・特定の報告におけるものに過ぎない。それに、「UFOがまったく存在しない」と否定しきるより、宇宙のどこか、あるいは時を超えたどこかに現在の地球よりも優れた科学文明が存在し、われわれにちらほらとUFOなどで姿を見せていると考えたほうが、夢があってよいような気がする。

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