PS3の発売日11月11日に決定。HDD20GBが62,790円、60GBがオープン価格へ
2006年05月09日 19:30
【SCEJ】は5月9日、同社が発売予定としていた次世代ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」の発売日を日本国内では11月11日とすることを明らかにした(【発表リリース、PDF】)。価格はHDD(ハードディスク)20GBが62,790円(税込)、60GBがオープン価格となる。
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PS3は当初今年春に発売予定だったものの、BD(ブルーレイディスク)の再生規格などの問題で延期がなされていたもので、発売日については今回の発表前に「今年秋口に延期」とだけ発表されていた。詳しい性能は上記リリースを参照してほしいが、PSやPS2との互換性、次世代DVDであるBDの再生規格・BD-ROMを搭載。コントローラーはPS版のそれを改良し、見た目はよく似ているがこれまでのより高性能な6軸検出システムを内蔵している。
なお20GBタイプと60GBタイプの違いだが、性能一覧を見る限りでは単にHDDの容量の差異だけでなく、入出力における端子種類(後者はMemory Stick/SD/CompactFlashが利用可能)、通信における無線LAN IEEE802.11 b/gの搭載の有無(後者のみ有)、HDMI出力端子の有無(後者のみ有)など、細かな違いが見受けられる(右の写真は20GBタイプ)。恐らく「ゲームのみを単純に楽しみたいのなら20GBタイプでも何とかなるけど(以下略)」ということなのだろう。ちなみに重量は共に約5Kg。子どもが持ち運べるかどうか難しい重さだ。
下位機種が税込で6万3000円という水準(上位機種・60GBは恐らく10万円以下には収まるだろうが……)はゲームとしては目玉が1メートルほど飛び出るくらいの高額であることは間違いない。ただ、これを「最新鋭のゲーム機としての機能も備わっているブルーレイディスクプレイヤー」ととらえると、魅力的に思える人も少なからずいるのかもしれない。
次世代機種としては先行スタートを切ったXbox360、「ゲーム機」としての役割にこだわり既存人気携帯機種との連動をも想定しているニンテンドーレボリューションことWii、そして今回11月11日に発売が決まったプレイステーション3。値段とその役割、位置づけはそれぞれ異なる領域にあるように見受けられる。もっと大きな枠組みである「ゲーム市場」という囲いの中で、どの勢力がアドバンテージを握ることができるのか、今年の秋口以降の各社の動向に注目が集まるところだ。
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