【更新】緑内障を「砂の嵐」で簡単検査
2006年05月27日 07:00
[YOMIURI ONLINE]によると、眼圧が正常なのに視野が狭くなる「正常眼圧緑内障(NTG:Normal Tension Glaucoma)」の診断が、テレビの「砂嵐画面」を使って簡単にできることを知っている人はわずかに6.1%に過ぎないことが明らかになった。【製薬会社ファイザー】のインターネット調査で判明した。
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「砂嵐画面」とは、電波を受信していないテレビのチャンネルで、白と黒の砂嵐のような画像と共に「ザーッ」という雑音が流れている状態。緑内障の診断法は、この画面の中央に丸いシールなどを貼り付けて30センチほど離れ、それぞれの片方の目でこのシールを見つめる。砂嵐が止まったり、周辺の視野が欠けて見えたら、緑内障の可能性があるという。
ただ最近はCATVやBSなどの普及で多チャンネル化し、砂嵐が見えないことも多い。その場合は新聞の株式欄や英字新聞など、小さな文字がびっしりと埋まっている紙面で代用が可能とのこと。
【ファイザーの緑内障啓蒙サイト】では、正常眼圧緑内障は日本人の28人に1人がかかるという、意外に身近な病気。特に40歳以降に発症しやすいという。早期発見と点眼薬での症状悪化防止が一般的な治療法とのこと。また、自分では気が付きにくい病気のため、8割から9割の人がまだ治療を受けていないという。思い当たるふしがあったら、まずはサイトで最低限必要な情報をチェックしてみるべきだろう。
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