「あたまがよくなるミルクチョコ」も!? ミルクチョコで記憶力アップとの研究結果
2006年05月27日 07:00
[このリンク先のページ(Cnn.co.jpなど)は掲載が終了しています]によると、アメリカのウィーリング・ジェスイット大学の研究者が「ミルクチョコレートには脳の機能を高め、記憶力を向上させるなどの効果がある」との研究結果を発表した。
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記事によると研究者らは記憶力や反応の速さ、注意力の持続性、問題解決能力などのテストを行う際、「ミルクチョコレート」「ダ-クチョコレート」「カカオに代わる健康食品として知られるイナゴマメ」「何も食べない」という状況をそれぞれ設定。その結果、
・ミルクチョコを食べた後のテストでは、言語、視覚の記憶を示すスコアがかなり高くなる。
・ミルクチョコ、ダ-クチョコを食べた場合に反応の速さが向上する。
という結果が出たという。
研究チームのリーダー、ブライアン・ローデンブッシュ博士がロイター通信に語ったところによるれば、「チョコレートにはカフエインをはじめ、テオブロミン、フェネチルアミンなど、頭をすっきりさせる成分が含まれる」「実際にチョコレートを食べることによって注意力や集中力などに効果が現れ、頭の働きがよくなることが立証された」と語っているという。
【記事の原文】を読んでみても何人を対象とした研究だったのかその具体的な数は掲載されておらず、今回の発表だけでは「たまたまそのような結果が出たに過ぎない」と判断されても仕方がない受け止め方もできる。ただ、「機能性チョコレート」は日本国内でも多数発売されていることもあり、注目に値する内容ではある。調査対象となる人の数を増やし、条件を統一化した上でもっと大規模に(それこそチョコレート関連会社が率先して)実験を行うと、面白い結果が出るかもしれない。
そもそもチョコレートは元々、メキシコのアズテック族が飲んでいた、薬としてのカカオ汁を由来としている。記憶力アップだけでなくさまざまな効用があったとしてもおかしくはないだろう。
(最終更新:2013/09/04)
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