ペプチドはジャガイモ中のたんぱく質を分解した際にできるアミノ酸が数個つながった状態の化合物。ラットを使った実験で、牛乳に含まれるたんぱく質の一種「カゼイン」と、大豆ペプチド、ジャガイモのペプチドの3種類を4週間与えて血液中のコレステロールの変化を測定した。

その結果、総コレステロールの抑制効果は大豆とジャガイモのペプチドでほぼ同じ程度だったが、悪玉コレステロールの抑制効果はジャガイモのペプチドが最も大きかったという。また過剰なコレステロールを取り除く働きがある善玉コレステロールはジャガイモの場合だけ増えたとのこと。

ペプチド関連の商品というと、世間一般には大豆ペプチドの飲み物が多く出回っており、ジャガイモペプチドのものは見たことがない。今後効能次第では注目を集めることだろう。おりしも先日5月12日にはペプチドつながりで【雪印乳業(2262)】が、【チーズが内臓脂肪の蓄積を抑えることを検証】している。チーズをたっぷりと使ったポテトグラタンなどを食べれば、コレステロールと脂肪の面でプラス効果が狙えるかもしれない。もっともカロリーが高すぎるとそれはそれで問題だが(笑)。

またジャガイモといえば【ホーマック(9840)】の株主優待がジャガイモなのが有名。そしてチーズは【六甲バター(2266)】の株主優待が知られている。優待だけで材料を揃えるのも面白いかも。