炭酸入りコーヒー飲料「ネスカフェ スパークリング・カフェ」を試飲

2006年05月24日 20:25

スパークリング・カフェイメージ先に【ネスレ日本、炭酸入りコーヒー「スパークリング・カフェ」を5月22日から全国で発売】で報じた、5月22日から発売されている【ネスレ日本】の炭酸入りコーヒー飲料『ネスカフェ スパークリング・カフェ』について、本日5月24日ようやく実物を入手することができた。早速試飲してみたので、その感想を簡単にまとめておく。

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スパークリング・カフェイメージ「ネスカフェ スパークリング・カフェ」は炭酸入りの飲料水に注目が集まる中、コーヒー分野では大手のネスレがチャレンジング精神のもとに送り出した新商品。上記記事にもあるように、メーカー側のコメントをして「万人向けとは言えないが、はまる人ははまる」「6人に1人は必ずはまる。はまった人が毎日飲んでくれればいい」「すべての消費者に受け入れられる平均的な味作りでは、この厳しい業界の中で生き残ることは難しい」と言わしめる商品である。つまりは極めて個性的というところか。

さて今回当方(不破)が入手できたのはボトル缶の方。発売日当日から自宅周辺や仕事先の近所など多くのスーパーやコンビニを探して回ったが、見つかる新商品はる【「烏龍茶を飲むと肥らない」話に科学的な裏づけ】で報じた『黒烏龍茶』ばかり。発売日から2日後の今日、ようやくひっそりと棚に並べられているのを見つけることができた。

缶には大きく「Sparkling Cafe」の文字。下に小さく「スパークリング・カフェ コーヒー入り炭酸飲料」とある。やはりインパクトに弱いところがあると感じたのか、紙のタグがフタ部分についており、そこには「飲んだらやみつき 炭酸コーヒー」と大きく書かれていた。

早速フタをあけてみると、しゅぱっ、という炭酸飲料独特の鈍い炭酸音が。コップに注ぐとカフェオレとまではいかないが、コーヒーを注ぐことでよく見られる茶色の細かい泡が黒い液体の表面を覆いつくす。炭酸の泡とコーヒーの泡が混じっているようで、見ていると多少複雑な気分になる。

スパークリング・カフェイメージ一口飲み干す。口にグラスを近づけた時に鼻をくすぐるコーヒー独特の香りが、直後に炭酸によって刺激される舌の感触との違和感を感じさせる。そして口の中に広がる、コーヒーと甘い炭酸飲料の味わい。確かに「万人向けとは言えないが、はまる人ははまる」「6人に1人は必ずはまる」という言葉に間違いはない。ただし後者について、はまる人の確率が17%程度かというと、個人的には「20人に1人くらい」ではないかと思える。

要は、コーヒーと炭酸飲料の個性が強すぎて、口の中でぶつかりあっている感じなのだ。素敵なテイストを楽しめる飲料を飲んだときに得られる「充実感」、コーヒーに求められる「味の深み」、炭酸飲料にあるべき「爽快感」、この感触がすべて個性をぶつけ合って、ケンカしているような味わいがした。某料理評論家なら「うわぁ、味わいのけんか祭りやぁ」と表現することだろう。

チャレンジ精神は評価すべきだが、ターゲットとする層があまりにもマニア過ぎる。「スパークリング・カフェ」にはそんな感想を持った。まぁ一つ利点を挙げるとすれば、朝一に眠気覚ましとして飲むのには良いかも、というところだろうか。

……さて。もう一本、どうしようか(涙)。


(最終更新:2013/09/04)

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