冬の大雪に続き今度は日照不足で野菜が値上がり

2006年05月24日 12:30

露地大根イメージ[このリンク先のページ(tokyo-np.co.jpなど)は掲載が終了しています]などが報じたところによるとは5月22日、ゴールデンウィーク明けから続いている日照不足の影響で、きゅうりやピーマンなど野菜の価格が平年を大きく上回る高値で推移していることを明らかにした。日照不足は今後も続くとの観測から、農林水産省では野菜の入荷量や価格動向の監視を強めている。

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野菜の価格は全体で平年度比16%高、特にきゅうりは63%、ピーマンは39%と特に高い値をつけている。また、冬の大雪で高騰した代表格白菜なども高い。5月は気温こそ高めだったものの、日照時間が少なく生育が遅れ、入荷量も少ない。野菜は保存が効かないため、逐次一定量が供給されないとすぐに価格に反映される性質がある。今回の野菜の価格上昇もそのためだ。

【気象庁】によると5月の日照不足は全国的な傾向で、平年のおよそ6割程度しか日照時間がないという。今後少なくとも一か月はこの状況が続くとの観測から、各方面では注意を呼びかけている。

野菜の価格高騰といえば今年初頭の大雪による価格高騰が記憶に新しい。今度は日照不足による供給不足での価格上昇。目の前できゅうりの値段が差し替えられたり、キャベツの値段は同じでもいつの間にか1個から半分になっていたりというような、まるで「第一次世界大戦直後における超インフレ時代のドイツ」のようなことに、またもやなってしまうのだろうか。


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(最終更新:2013/08/28)

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