ディズニー自らが起業を教育するゲームを提供

2006年05月22日 06:30

ゲームイメージアメリカのディズニーの公式サイト上で、子供向け起業教育ゲームが提供されている。名前は【ホットショットビジネス(ディズニーオンライン)】。残念ながら英語のみの提供だが、なかなか遊べる内容になっている(【参照:Serious Games Japan】)。プレイは無料で登録なども必要としない。

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このゲームは、起業家精神の振興と教育を目的に活動するカウフマン財団がパートナーとなって開発されている。ゲームでは漫画本屋、キャンディショップ、ペットスパなどの5つの職業のうち一つを選択して開業するところからスタート。資金調達の方法、販売する商品の種類や価格、広告、研究開発などの経営に関わるさまざまな意思決定を行ないながらビジネスを成長させるという内容になっている。

単なるオマケ的なゲームに過ぎないかと思えばさにあらず、場面場面でプレイヤーに説明を行うシーンが挿入されるなど、「楽しみながらビジネスを学べる」内容になっている。

仮に日本でもこのゲームを展開するとなれば、ビジネススタイルや商習慣など、日本とは違うところも多く、そのまま翻訳しておしまいというわけにはいかないだろう。ゲーム内で選択できる業種なども漫画本屋はともかく、他のものはもっと日本の子どもが興味をひくようなもの、例えばゲームショップなどに変える必要はある。

それらのハードルはあるものの、こういう「楽しみながら世の中の(特に経済の)仕組みを学べるゲーム」はどしどし日本国内向けに移植するべきだし、日本でも独自に作り出さねばならないと思われる。遊び手側の立場にしてみても、どうせなら「楽しく遊びながら勉強したい」ものだ。

しかし日本国内で作られたものとなると、たいていが「教育面」が強すぎて子どもからすると「つまらない」内容になってしまうもの事実(特に公的機関が送り出すこの類のゲームにその傾向が強い)。ある意味、通常のゲームを創るより難しく、センスの必要なゲームジャンルなのかもしれない。

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