記事によればソフトバンクグループでは、ヤフーBB(ブロードバンド通信)や日本テレコム(固定電話事業)についても、グループ名を軸にブランド名を統合して、「ソフトバンク」という名前のもとに総合通信サービスを提供、ブランドの向上を図るという。

今回の朝日新聞による「ソフトバンクモバイル」の話しが、5月7日に毎日新聞が報じた「情報筋」「関係者」とは別の情報元だとすれば、ほぼ一週間後に再度情報がリークされたことになる(同一情報元からの情報を一週間後に報じたとすれば単なるマヌケだが)。だとすれば、半ば意図的に「ソフトバンクモバイル」というキーワードを世間一般に広めるための戦略の一つと考えることもできる。先のアップル社との提携話を(休みを挟んでいたとはいえ)2日後になってようやく否定するような「戦術」を採れるソフトバンクなら、十分あるえる話だ。今件ではソフトバンク側は一切肯定も否定もしていないあたりも何となく「そのような」気がする。

恐らく来週中、早ければ今週末にでも、もう一度別の筋から似たような話が出るか、あるいは正式発表でもあるのだろう。

ただ、「ソフトバンクモバイル」というように「ソフトバンク」を冠する名前への変更には現「ボーダフォン」ユーザーの反発も少なくない。名前が変わったから性能まで変わるということはないのだが、携帯電話にはブランド嗜好も強いだけに一抹の不安もある。また、アルファベットによる略称(Ｓoftbank Ｍobile)がナニなのも不安要因といえよう。