経済産業省がロボット産業育成のため「今年のロボット大賞」を創設
2006年05月04日 07:20
[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]によると【経済産業省】は日本国内におけるロボット産業を将来の基幹産業に育て上げる目的で、優れた技術や発想で作られたロボットを選んで毎年表彰する「今年のロボット大賞」を創設することになった。
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記事によるとロボット産業は将来性のある産業として注目・期待されているものの、現在は産業用ロボットが大部分で、生活環境の間近で活躍するサービスロボットは技術面・価格面での課題などから需要が今ひとつ。この状況を打開し、将来大きな伸びが予想されるサービス部門でのロボットの発展をうながすとともにロボットへの関心をさらに高めようと、経済産業省では優れたロボットを表彰する「今年のロボット大賞」を創設することになった。
具体的にはメーカーや大学が作るロボットの中で技術力、安全性、デザインなどで優れたロボットを毎年選び、経済産業省が表彰するというもの。大賞以外にも「サービスロボット部門」や「特殊環境用ロボット部門」(災害救助など)など、4つの部門賞を設けるという。
第一回目については7月からメーカーや大学に応募を呼びかけ、専門家による審査を経て、12月に表彰式を行う予定。
ロボットを評価する際には実際に作り上げる工業力やノウハウはもちろんだが、必要とされる動きを過不足無くスムースに成し遂げるためのソフトウェア、そしてさまざまな発想・アイディアが同じくらい重要。今回創設される「今年のロボット大賞」では完成品にのみ評価がなされるようだが、これでは大手や大学などしか表彰の対象になりえない。アイディアや発想、ロジックなどソフトウェア部門でも「底上げ」するような仕組みが無いものだろうか。そのような仕組みが見られないのが少々残念だ。
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