CCCではすみやが7月に実施する第三者割当増資を4億9500万円で引き受け、議決権ベースで69.0％の株式を保有する筆頭株主になる。さらにすみやは【静岡銀行(8355)】に対して優先株式を発行して20億円の資金を調達し、資金面での充実をはかる。

人事面ではすみや創業一族の川辺哲社長をはじめ全取締役は6月下旬に開催予定の株主総会後に退任し、CCC子会社で店舗事業を統括するTSUTAYAから取締役を派遣する。店舗名の「すみや」は維持する方針。

CCCはすでに3月、【新星堂(7415)】をフランチャイズとして加盟させており(【発表リリース、PDF】)、これらをあわせると1181店舗、店頭末端でのCD・DVD 販売売上高1650億円のチェーンとなる。

CCCではトップ体制の維持とさらなる売上・収益の拡大、スケールメリットの極限化を目指し、今後も企業買収・合併を進め、音楽・映像ソフトの流通分野で先頭を突っ走るつもりのようだ。