タミヤ模型、フランス名戦車「B1 bis」をモデル化。1/35では世界初
2006年05月16日 19:30
【タミヤ模型】は1/35スケールシリーズのプラスチックモデルでは世界初となる、第二次世界大戦で活躍したフランスの重戦車「B1 bis」を2006年6月に発売する(【専用ページ】)。一般販売に先がけ、5月20日・21日に一般公開される【第45回静岡ホビーショー】で展示公開も行われるという。
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「B1 bis」は第二次世界大戦初期にドイツ軍が遭遇した最初の強敵戦車ともいえるフランスの重戦車。造詣は「いかにも古めかしいイメージの戦車」だが、当時としては驚異的な重装甲(最大装甲厚60ミリ)とその砲力でまさに「動く要塞」的な威力を発揮、侵攻したドイツ軍を悩ませた。もっとも機動力に劣るのが難点で、各個撃破されてしまう。
生産台数がそれほど多くなく、実戦に参加した期間もほんのひと時だったためあまりメジャーな戦車ではない。が、まるで宮崎駿監督の映画に出てきそうなその独特のフォルムと、数多くのシミュレーションゲームでプレイヤーの手ごわい敵として登場していることから、ファンの数も少なくはない。今回、1/35スケールでは世界初のモデル化ということもあり、注目している人も多いだろう。
プラモデルのスペック的には「車体各部の無数のボルト模様にはスライド金型を採用」「独特なキャタピラははめ込みによる連結組み立て式」「車長人形一体付き」などがあげられる。現在当サイトで利用しているネット通販サイトでは、『アマゾン』と『楽天』双方で予約受付が確認できた(6/7から6/9が発売日のようだ)。どちらかといえば後者の方が安上がりで済みそう。
かくいう当方(不破)も、『アドバンスド大戦略』シリーズでキャンペーンプレイをする際にドイツ軍で望んだ時、対フランス戦でこの「B1 bis」の装甲の堅さとしぶとさには鼻血が出るほど苦しめられたものだ。恐らく同じ経験を持つ人も多いことだろう。とにかく重装甲にもほどがあるというしかなく、当時プレイヤー担当のドイツ軍が持つ陸上兵器ではほとんど歯が立たないのだ。それこそ「三国志」における呂布的な存在。それだけに想い入れも深く、印象にも残っている。
1/35といえどサイズ的に少々大きめなのでさすがに机の上において鑑賞の対象にするのは難しいが(今は1/76の四式中戦車とNゲージの高松琴平電気鉄道の車両がある)、機会があれば実物を見てみたい思いでいっぱいである。
(最終更新:2013/09/04)
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