ソフトバンク(9984)がアップルと携帯で提携との報道

2006年05月13日 12:30

株式イメージ【NIKKEI NeT】が報じたところによると[ソフトバンク(9984)]とアメリカのアップルコンピュータは、日本での携帯電話機事業で提携することで大筋合意した。携帯音楽機ではダントツのシェアを誇るアップルの携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」内蔵機を共同開発して年内にも発売するという。

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記事によるとボーダフォンの日本法人買収で携帯市場に参入したソフトバンクは、ブランド力が高くシェアも大きいアップル社の同製品を、【NTTドコモ(9437)】【KDDI(9433)】(au)に対抗する切り札として用いる。一方アップルは携帯電話機市場に参入して世界で音楽配信と組み合わせた事業を展開するという、双方にメリットのある話。

今件はソフトバンクの孫正義社長とアップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者が会談し、提携で大筋合意したとのこと。まず両社はiPod機能付き第三世代携帯電話機を共同開発。これは携帯がそのままiPodになり、消費者は2つの機器を持たなくて済む。該当機種にはソフトバンクとアップルの両ブランドを付けるとみられる。

日経以外にもNHKなどでも今件は報じられており、ソフトバンクからもそう遠くないうちに正式な発表があるものと思われる。携帯する電話機として外出時にはほぼフルタイムでユーザーの手元にある携帯電話には、デジカメやパソコンソフトデータの簡易閲覧などさまざまな「便利機能」が付随する傾向がある。今回のiPod機能の搭載もその一つ。孫氏自らが社長に就任し本腰を入れているボーダフォンプロジェクトでは、今後もさまざまな企業と提携し、多彩な機能が搭載される可能性は高い。

今年後半以降に正式なサービスが開始されるであろうソフトバンク下のボーダフォンの展開と登場するであろう新機種に、期待が寄せられるところだ。

なお今件についてソフトバンク側では5月15日午前になってようやく、【報道機関による憶測記事であって、機関決定して発表したものではない】と否定するコメントを発表している。

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