任天堂(7974)、E3でのWiiに関する最新情報を公式サイトで公開
2006年05月10日 12:30
[任天堂(7974)]は5月9日、現地時間の2006年5月10日からアメリカのロサンゼルスで開催されている「The Electronic Entertainment Expo2006」(E3 2006)で発表した同社の次世代家庭用ゲーム機「Wii」に関する各種情報を公式サイト上でも公開した(【公開ページ】)。
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発表ページではブリーフィングの抜粋テキストの他にWiiの概要とリリース、各種ムービー(コンセプト、ソフト紹介)、さらにニンテンドーDSやゲームキューブタイトルに関する情報も掲載されている。
Wiiについてのスペックなども情報としてまとめられている。発売日は2006年第4四半期(10月から12月)に日・米・欧で発売、とだけあり確定期日は記載されていない。また、価格も未定。過去の他機種ソフトをプレイできる「バーチャルコンソール」については、
ファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、ニンテンドウ64、メガドライブ(セガ)、PCエンジン(NEC・ハドソン)のゲームソフトをインターネット経由でダウンロード(有償)しプレイ可能
と明記されている。
また、斬新・奇抜な形状・用途として注目を集めているコントローラーについては、ブルートゥースによる無線接続で最大4台・テレビから5メートルの範囲で接続可能。振動機能・スピーカー・拡張ユニットの接続可能・プレイヤーインジケーター搭載などが明記されている。さらにイメージ通りの名前である「ヌンチャク」なる拡張コントローラーも本体に同梱されるとのこと。これはWiiリモコンの通信機能を利用して接続するもので、モーションセンサー(3軸)、C、Zボタン、コントロールスティックがついている。「ごく普通のゲーム用パッドで遊びたい」という人のために、クラシックコントローラーも別売りで提供予定。
次世代家庭用ゲーム機については「先行逃げ切り・ゲーム機と家庭内インフラの両方をリッチに」とするマイクロソフトのXbox360、「ゲーム機機能もあるけど主軸はオーディオ・インターネット機能を兼ね備えた家電」的コンセプトが強いSCEJのプレイステーション3、そしてあくまでも「エンターテインメントですらなく純粋な”遊び”を追求し続ける」任天堂のWii。これら3機種が今年の年末に相揃うことになった。
家庭用ゲーム機はハードのシェア確保がビジネス成立のために必要不可欠な要素であり、まずは数を売らねばならない。果たしてこれら三者が鼎立する形で激しい競争を繰り広げることになるのか、それとも仲良くシェアを分け合うのか、あるいはいずれかが脱落するのか。それはセールスが始まってみないと分からない。
……としておこう。
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