日産(7201)とスズキ(7269)、国内自動車販売てこ入れのため提携関係強化へ
2006年05月30日 07:00
[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]が報じたところによると、現在頭打ちとなっている日本国内の自動車販売をてこ入れするために、【日産自動車(7201)】と【スズキ(7269)】は、それぞれが生産している自動車を相互に供給することで商品ラインアップを増やし、両社の提携関係を大幅に強化する方向で詰めの調整を進めていることが明らかになった。
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記事によると日産とスズキは、それぞれがミニバンや軽乗用車を互いに供給しあい、それぞれのブランドで販売する方針だという。現在車種や供給台数の調整を行っているとのこと。今回の提携は、「軽自動車を自社生産していない日産」と「軽自動車中心で大人数で乗れるミニバンを持たないスズキ」が、お互いの品ぞろえを補完しあい、頭打ちが続く国内販売を強化するねらいがある。
すでに両者間では4年前からスズキが、日産に軽乗用車を1種供給している。今回、スズキがジェネラルモーターズとの関係を縮小している中、どのような関係強化を他社(日産)と強化していくのか、注目が集まっている。
両社の車種の相互供給を行うメリットは、一歩判断を誤るとそれぞれの会社の個性を失う可能性もある。販売網の補完も兼ねたほうが、より効果的かもしれない。だがそういったメリットを極限まで追求すると「経営統合」という話にもなりかねず、難しい問題ではある。
果たして日産とスズキの提携関係がどのような形で強化されていくのか、注目したいところだ。
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